ミラノ・ビコッカ大学 IMAT 2026/27 公式募集要項(Bando)全条文完全網羅解説
Marco Emilio Orlandi総長が署名した公式令の完全解説。定員(EU 40席+非EUビザ枠 20席)、必須の独自ポータルApply@unimibへの成績提出期限(9月9日)、厳格な午前11:00集合規定、4名の立会人による未開封箱確認手順、失格要件、そして2027年2月28日ビザ最終失効期限まで提供された全条項を完全網羅。
1. 法的根拠と行政手続きの厳格性(総長令前文)
ミラノ・ビコッカ大学(UNIMIB)の2026/2027年度英語医学部(Medicine and Surgery, Classe LM-41)の選抜試験は、イタリア共和国法および大学・研究省(MUR)令に基づき公布されています。本入試は厳正な行政手続き法に準拠しており、いかなる例外や個人的な事情も認められない厳格な選考体制が敷かれています:
- 1990年法律第241号:行政手続きおよび公文書開示請求に関する基本法。
- 1990年法律第341号:大学教育制度改革法。
- 1999年法律第264号(第1条第1項a・第4条):医学部定員管理および全国選抜試験法。
- 1992年法律第104号/1999年法律第17号:障がい者に対する支援および権利保護法。
- 2010年法律第170号(第5条第4項):学習障がい(SLD/DSA)に対する支援措置法。
- 1998年政令第286号(第39条第5項)(2002年法第189号改定):外国人滞在資格および居住者枠規定。
- 2004年省令第270号:大学教育自治規程。
- 2026年7月10日付省令第941号:2026/27年度フィルター学期(Semestre filtro)規程(第1条第3項)。
- 2026年8月6日付省令第1005号:全国IMAT統一試験要項、出題範囲(Allegato A)、認定英語資格(Allegato 3)。
2. 公式募集定員とEU同等資格者の法的定義(第1条・第2条)
イタリア人、居住国を問わないEU加盟国市民、およびイタリアに合法的に滞在している非EU市民(1998年政令286号第39条第5項該当者)を対象とします。この枠の合格者はCINECAによる全国統一順位表にて選抜されます。
イタリア国外に居住し、就学査証(Visto Studio)を申請する非EU国際志願者のみを対象とします。この枠は全国統一順位表ではなく、ビコッカ大学独自の学内順位表にて順位が決定されます。
3. 必須の2段階出願手順:Universitaly & Apply@unimib(第3条・第4条)
ミラノ・ビコッカ大学を受験する外国資格保持者は、Universitalyでの試験登録に加えて、大学独自の資格審査ポータル(Apply@unimib)への登録が法的に義務付けられています。一方のみの登録では出願が無効となります:
- 登録期間:2026年8月26日 〜 9月9日 15:00 CEST(イタリア時間)厳守。
- 受験地(イタリア国内または在外会場)を選択し、志望大学の優先順位を登録。
- 第1志望の確定性:イタリア国内で受験する場合、第1志望に登録した大学の指定会場で受験しなければなりません。9月9日15:00以降の志望順位変更は一切認められません。
- Universitaly上で受験料のオンライン決済を完了する必要があります。未払いは失格となります。
- 対象者:外国で取得した中等教育修了資格を持つすべての志願者(海外のイタリア高校卒業者を含む)。
apply.unimib.itにアクセスし、2026年9月9日までに完全登録。- アップロード必須書類:
- 高校卒業証明書(未卒業者は在籍証明書)。
- 高校最終2年間の成績証明書(Transcripts)。
- 自国の大学入学適性試験合格証(米国のAP、英国A-Levels、中国Gaokao、ブラジルENEM等)。
- パスポートまたは公的身分証明書。
4. 障がい者および学習障がい(SLD/DSA)支援措置(第5条)
1992年法律第104号および2010年法律第170号に基づき、試験時に配慮や時間延長を希望する受験生は公式申請を行うことができます:
- 通常試験時間の最大50%増(最大50分延長、計150分)の付与が可能。
- 個別の補助具、車椅子対応教室、読み上げ代行者の要請が可能。
- 通常試験時間の30%増(30分延長、計130分)を付与。
- 非関数電卓(基本四則演算のみ)、拡大読書器の利用要請が可能。
件名を TEST MEDICINE AND SURGERY - RICHIESTA SUPPORTI と記載し、診断書を添付の上、2026年9月9日までに supporti.ammissioni@unimib.it 宛てにメール送付しなければなりません。
5. 試験当日の召集規程と入室締め切り(第7条)
ミラノ会場で受験する志願者は、午前11:00までに指定された建物へ到着しなければなりません。詳細な建物および教室割は、2026年9月25日 15:00以降に大学公式ウェブサイトにて公表されます。受験生は双子を除き原則として年齢順に教室へ配置されます。
- Universitaly出願時に登録した有効な公的身分証明書(パスポート等)の原本。
- Universitalyの出願登録完了レシート(要請時に提示)。
- 非EU市民:有効なイタリア滞在許可証または就学査証(ビザ)のコピー。
6. 4名の受験生立会人制度・梱包箱開封とマークシート記入規則(第9条)
4名の受験生立会人と封印箱の確認手続き
試験開始前、試験監督責任者は各教室の受験生の中から無作為に4名の受験生立会人を選出します。4名の立会人は試験委員会とともに問題用紙が密封された箱の完全性を確認し、開封に立ち会います。
• 50個の個別密封封筒(各受験生用)。
• 60組のバーコードシールが入った専用封筒。
• 立会人4名と監督者が連名で署名する完全性宣誓調書。
• 受験者情報シート(Scheda Anagrafica)。
• 問題冊子(封筒と同一バーコード印刷+下書き用紙2枚)。
• OMR答案用紙(Modulo Risposte)。
• 大学名・学部情報が記載された表紙。
大学支給の黒ボールペンと訂正ルール
大学が配布する専用の黒ボールペンのみ使用可能です。持参した私物の筆記具や修正テープの使用は失格原因となります。
正解と思う枠に「X」を記入します。訂正は1回に限り、元の枠を完全に塗りつぶした上で、新しい枠に「X」を記入することで有効となります。
解答を無効(無解答・0点)としたい場合、問題番号横の小円を黒く塗りつぶします。塗りつぶした後の再訂正は不可能です。
試験終了後、受験生は順次専用の作業机に進み、一対のバーコードシールを受け取ります。自身の責任において1枚を「個人情報シート」に、もう1枚を「答案用紙」に貼り、番号の一致を確認して個人情報シートに署名します。個人情報シートを第1の箱に入れ、別の机にある第2の箱に答案用紙を伏せて投函します。
7. 即時失格・試験無効となる5大原因(第9条)
試験監督委員会は、受験生が以下のいずれかに違反した場合、直ちに試験を無効(Annullamento)とし退場させることが義務付けられています:
8. 採点基準・合格最低点および同点時判定優先順位(第10条・第11条)
• EUおよび同等枠:90点満点中、最低20.0点以上の獲得が必須。20点未満は順位表から完全に除外されます。
• 在外非EU枠:0点を超える得点(> 0点)かつ最低1問以上の有効解答が必須。全問未解答や0点以下は除外されます。
9. 全国順位表・ASSEGNATOとPRENOTATOの違いおよび4日間の手続き期限(第12条・第13条)
志願者が第1志望大学の席を獲得した状態。結果公表日を含め4日以内(土日祝除く)に入学手続きを完了しなければなりません。
第2志望以下の大学に席が確保されている状態。受験生は2つの選択肢を持ちます:
選択肢A:確保された大学へ4日以内に入学する(上位大学の権利は放棄)。
選択肢B:入学せず、Universitalyで意思確認を行い上位大学の繰り上げを待つ。
「PRENOTATO」または「IN ATTESA(待機中)」の受験生は、各繰り上げ結果公表日から5日目の昼12:00(正午)までにUniversitaly上で「Conferma di interesse(継続意思表明)」ボタンを押さなければなりません。これを怠ると自動的に辞退とみなされ、順位表から完全に削除されます。
10. 英語B2証明および3年次イタリア語要件・ビザ最終期限(第2条・別表3)
英語非母語話者は、出願締切までに大学認定のB2以上資格証(IELTS 5.5以上、TOEFL iBT 46-71点以上、ケンブリッジFCE等)を提出しなければなりません。
免除対象:英語母語話者、または中等教育課程全体を英語で修了した者は提出免除。
入学時点でのイタリア語能力証明は不要ですが、3年次から始まる病院実習(ベッドサイド・ローテーション)で患者と安全に対話するため、3年次進級時までに十分なイタリア語能力の習得が法的に義務付けられています。
在外非EU学生は、イタリア大使館・領事館より2027年2月28日までに就学査証を取得しなければなりません。期日までに査証が発給されない場合、入学許可は法的に自動失効します。
11. 異議申立手続き・州奨学金(DSU)および大学連絡窓口(第14条〜16条)
本要項または選考結果に異議がある場合、以下の法的手続きが可能です:
• ラツィオ州行政裁判所(TAR del Lazio):公表日から60日以内に提訴。
• 大統領特別異議申立(Ricorso Straordinario):公表日から120日以内に申立。
正規入学者には所得基準(ISEE Parificato)に応じた給付型奨学金(学費免除、学食無料、生活費支給)の申請資格が付与されます。
ミラノ・ビコッカ大学 医学部をさらに知る
ベルガモ校(パパ・ジョヴァンニXXIII病院)およびモンツァ校(サン・ジェラルド病院)の臨床実習環境やカリキュラム詳細をチェックできます。







